熱海殺人事件脚本:つかこうへい/構成・演出:鈴木憲一
Cast :: 出演
- 木村伝兵衛:中村旭
- 熊田留吉:木元聡子
- 水野朋子:陣内幸史郎
- 大山金太郎:橋本裕介
- ナレーション:原田千春
Staff :: スタッフ
Data :: 情報
- 京都大学吉田寮食堂ホール
- 1998年10月31日〜11月3日/全6ステージ
Performance :: 公演
初脚本、初演出。台本読み直すと泣きたくなります。
アンケートで的確に指摘した人もいましたが、「売春捜査官」を基本に、「モンテカルロイリュージョン」のセリフと設定をかなり、その他の「熱海」のセリフを多少たし、第三舞台っぽいダンスをとりいれたり、かなりとりとめのない芝居でした。(実は第三舞台は見たことなかったのですが早稲田大学劇研の少年社中という劇団のダンスをパクったら参考にしたら、早大劇研伝統のダンスだったようです)
つか氏の台本の、カッコいいマジメなセリフ、その合間のくだらないシーンのバランス・構成が大好きで、おまけに最初から最後までマジメな話をするのも恥ずかしいし、くだらないことだけでもつまらないし、メチャメチャ真面目なキメきったセリフの合間に、ムチャクチャくだらないセリフを挟んだりしてました。見事に賛否両論。結局、最後の芝居まで貫きましたが。
自分で書いたセリフは異なる台本の接着剤の部分と、ラストのセリフくらいで、好きな台本から好きなセリフを存分にいれたせいか、かなり好きな芝居ではあります。オリジナルで脚本を書いている方と同様、「処女作」として良き思いで出もあり、もっとも後悔するところでもあります。再演は死んでもやりたくありませんが。
Sound :: 音響
音響の小早川には、見に来た人が全員が知ってる曲か全員が知らない曲以外は使ってはダメとだけ指示しました。
ヨソの芝居なんかでは、このシーンではこんな雰囲気の曲とか、あのシーンではこういう歌詞の曲とか、曲の内容と芝居の内容について演出と音響が話をしているのは実際に見て聞いて知っていましたが、他にボクの出した指定は、「インストは極力使うな」とか「男性ボーカルが続きすぎ」とか内容と関係ないことばかりでした。
この芝居とこれ以降ではかなり質が違うんですけど、この基本方針だけは最後まで貫かれました。見事に賛否両論。
実際には、小早川が中学時代をアメリカで育ったせいで、客も役者もスタッフも全員知っているのに、音響だけは知らない曲なんてのもありました。
音量大きすぎってのも最初のこの芝居から最後の芝居まで、アンケートで書かれまくりました。確信犯なんで、それも含めてボクの芝居としか言いようがないですが。
つかさんのほぼ全ての「熱海」の台本にある「白鳥の湖」「パピヨンのテーマ」「ピアノ協奏曲第一番」については、変えてもいいけど、ボクも含めつかさんの「熱海」を見たことある人、読んだことある人、誰もが変更に納得のいくものという前提がつきました。これ以降の「熱海」も含め、音響が他の曲を持ってくることはありませんでした。鈴木が他の曲を入れたいと思ったこともありませんでした。別の曲でやってみたかった気もしますが、満足もしてます。
参加者用に全公演のサントラCDを作ったのですが、この公演だけ、誰も何がかかったか覚えていない曲が一曲だけあります。他の公演と、曲の決め方や曲の質が違うので、曲がかかっていたことすら忘れている役者もいました。どなたか、覚えている方がいたら教えて下さい。